今回のテーマは「旅」という事で、ご依頼を頂いた時には「それなら書ける」と安易に考えていた。それというのも旅行は、私にとって今や一番の趣味だからだ。海外旅行だけでも既に37回、訪れた国は延べにすると58カ国に及ぶ。しかし、いざ書こうとすると、意外に書けない。そこで子供の頃を思い出してみると、今回初めて気がついた事であるが、家族旅行をした記憶がほとんどない。物心ついた頃には、父は脱サラして小さな町工場を立ち上げ、1年中働き詰であった。我が家に自家用車が無かった事と、母親のひどい乗り物酔いの為もあり、家族で出掛ける事は皆無であった。
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「行きたくない」母がつぶやいた。
高校二年のある日、その日は三者面談だった。
それもそのはず、私の成績は落ちる所まで落ちて、校内偏差値34を記録していた。
「進学校に来て周りが勉強している中で、全然勉強しないんですから、この子は大物です。将来を楽しみにしていて下さい。」
母は先生から叱られるのが嫌で、一方的にしゃべりまくって面談は終わった。
この時、私が国立大学の医学部に合格するとは誰も思っていなかったに違いない。
もし予想していた人が居たとすれば母だったかもしれない。
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テレビドラマでは刑事と医者と教師は熱血でなければ面白くない。
だからテレビに出てくる主人公は必ず熱血漢でそれが理想で有るかのような風潮がある。
私自身は医者であり教師の端くれでもあるので、このようなテレビ番組や討論会があるともの凄く反論したい衝動に駆られる。
このような思いは、きっと全国の医者や教師がしているに違いない。
それではどのような教師が良いのか?私が大変感謝している恩師2人を例にして考えてみた。
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昔、医局で涙ながらに待遇の不公平を訴えている医局員がいた。
医局長としては、その場しのぎに不満にだけ応対して、そこだけ改善するのが一番楽であるが、それでは医局長としては落第であろう。
不平に関してはよく調査して、改善すべきところは医局員全員に対して改善すべきである。不満を訴えた人だけ改善するのではそこから新たな不平等を招き、新たな不満が発生する。そして何より解消したつもりの不満も決して解消されるとは限らない。
「決して満足しない人」が居ることも理解しなければならない。
そのような人はどうしたら満足して幸せに成れるのか?その答えはこの相対性幸福論を理解するのが近道である。
その理論を基礎編で、実用例を応用編で説明しよう。
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新年恒例のテレビ番組に「芸能人格付チェック」という番組がある。
高級品と偽者が見分けられなければ、その都度それぞれの人の格付が下がるという趣向だ。今年も総額約23億円の弦楽器の演奏と25万円の練習用楽器の演奏を聞き分けられなかった音楽関係者が笑い者になっていた。
因みに私は聞き分けられたが、約半数の人は間違えたので、難しい事は事実だ。
しかし価格差約1万倍である。
3万円の鯛と300円のティラピアの味が区別できないよりもショックは大きいようである。
だが、全ての人がだまされているのは、お金に対する考え方だ。
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こぐれ眼科クリニック
日本眼科学会認定眼科専門医
小暮 諭
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